おすすめ絵本『しょうぼうじどうしゃ じぷた』

本について

『しょうぼうじどうしゃ じぷた』

作:渡辺茂男(わたなべ しげお)

絵:山本忠敬(やまもと ただよし)

1966年10月発行(福音館書店)

(月刊『こどものとも』 1963年10月発行)

(読み聞かせにかかる時間:約7分)

あらすじ

消防署の働く車たち。はしご車、ポンプ車、救急車は花形で、子どもたちに人気があります。一方、消防署の片隅にいる消防自動車「じぷた」は古いジープを改造した小さな消防車です。小さな火事の時にしか出動要請が出ず、花形の車たちに馬鹿にされています。自分だっていつか皆のように活躍したい!と思いつつも、カッコいい同僚の車たちに気圧されする日々。

ある日、隣町から出動要請が来ます。山小屋の火事です。はしご車は、はしごが山小屋まではさすがに届きません。ポンプ車は、道が狭くて通れません。救急車は、まだケガ人はいないから待機。いよいよ「じぷた」の出番です!「じぷた」の特徴を活かした活躍で、火事は収まります。皆が「じぷた」の実力に感心するのでした。

対象年齢

幼稚園年中~小学校中学年

見開きの迫力のある自動車の絵があり、読み手の隣に子どもたちが座って ごく少人数で読み聞かせするスタイルでも、読み手の周りに子どもたちが集まって読み聞かせするスタイルでも、教室で子どもたちが座って聞く場合でも、伝わります。

みどころ

作者の渡辺茂男さんは『くまくんの絵本』シリーズ、『もりのへなそうる』などの絵本や児童書の作者です。また、『どろんこハリー』『エルマーの冒険』などの翻訳を手掛けています。淡々とした語り口ですが、芝居がかった言い回しが散りばめられていて、子どもたちが引き込まれます。

絵の山本忠敬さんは乗り物絵本の第一人者です。救急車の「いちもくさん」がレトロな形でカッコいいです。白の車体を薄い水色で表現しています。シンプルな線でリアルに車を描いているのに、車の表情や感情が伝わってきます。車好きの子にはたまらないと思います。

まとめ

今回は、おすすめの絵本『しょうぼうじどうしゃ じぷた』についてでした。

読み聞かせにかかる時間:約7分

幼稚園年中~小学校中学年におすすめ

1960年代に出版された絵本ですが、時代が変わっても、働く車はカッコいいし、自分の個性を活かして頑張る若者(じぷた)を見ると、晴れやかな気持ちになります。

ご参考まで!

コメント

タイトルとURLをコピーしました