おすすめ絵本『ファルファリーナとマルセル』

本について

私は小学生と中学生の子の母です。

今まで幼稚園と小学校で絵本の読み聞かせのボランティアをしてきました。

私が子どもたちに読んだ本の中から、おすすめの本を紹介します。

『ファルファリーナとマルセル』

作:ホリー・ケラー

訳:河野一郎

2006年5月発行(岩波書店)

(読み聞かせにかかる時間:約6分)

あらすじ

いもむしのファルファリーナと、小さな灰色の鳥のマルセルが出会います。お互いに違うところばかりだけれど、共に気遣いながら友情を育みます。

ある日、ファルファリーナがいなくなってしまいます。マルセルは探し回り、待ち続けますが、ファルファリーナは帰ってきませんでした。

何週間も何週間も経った後、以前ファルファリーナとマルセルが遊んでいた池で、1匹の美しい蝶と1羽の綺麗な羽の雁が出会います。それは、成長したファルファリーナとマルセルでした。

それからファルファリーナとマルセルは・・・。

対象年齢

幼稚園生年中~小学校中学年。

かくれんぼをしているファルファリーナとマルセルを絵の中から探したり、サナギになったファリーナを見つけたりして、楽しめます。

読み手の隣に子どもたちが座って、ごく少人数で読み聞かせするスタイルや、読み手の周りに子どもたちが集まって読み聞かせするスタイルで読むと、絵がよく見えます。ファルファリーナやマルセルを見つけると、子どもたちは指をさして喜んでくれます。

みどころ

アメリカの絵本作家が作った、心温まる絵本です。

かわいらしい水彩画です。ファルファリーナとマルセルは優しい表情をしています。背景の植物や景色は柔らかな線と色で、きれいに描かれています。

ファルファリーナとマルセルの再会の場面には、胸が詰まります。

ファルファリーナはピンクの芋虫です。リアルな絵ではないのですが、体幹の節と隆起した水玉模様、ヒョロヒョロの触角・・・なかなかインパクトがあります。昆虫が苦手な方は、注意が必要かもしれません。でも、ファルファリーナは可愛いです!(性格と表情が)

まとめ

今回は、おすすめの絵本『ファルファリーナとマルセル』についてでした。

読み聞かせにかかる時間:約6分

幼稚園生年中~小学校中学年におすすめ

芋虫と小さな鳥の友情物語。変態(メタモルフォーゼ)したり、幼鳥から成鳥になったりして、姿かたちが変わっても、その友情は変わりませんでした。再会の場面を読む時、胸がいっぱいになっていつも言葉に詰まってしまいます。練習が必要です。

ご参考まで!

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